私たちが事業を開始したのは2005年、ちょうど日本企業の対中投資が活発化していた時期でした。しかし、私たちも同じようにコストという問題にぶつかりました。当時、中国の機械部品の精度は日本企業の要求水準に達しておらず、必要な部品を日本の本社から購入し、中国で組み立てて世界へ販売していました。 しかし、これではコストが下がらず、あまり効率的とは言えませんでした。 そこで、日本の大企業の中には、自分たちが求める品質を満たす製品を中国現地で調達したいと考え、中国へのサプライチェーン展開を考え始めたのです。 お客さまの問題が私たちのチャンスだったわけですから、いい時期に創業できたと思います。
これは当時の日本企業にとって大きな悩みであり、当時私たちが接したすべてのお客様に共通する悩みでした。しかし、それでも実験してみたいというお客様もいて、少しずつ簡単な部品を依頼して加工していただきました。何度か繰り返すうちに、お客様の品質基準を正確に把握し、加工業者への技術指導を行うことで、日本のお客様の要求をほぼ満たす部品を作ることができました。 そして、お客様から少しずつ難しい部品を依頼され、その都度、「本当にできるのか?品質に問題ないか?」と聞かされました。
「可能-できる-必ずできる」という自信をもって、日本のお客様には、より精度の高い部品のサンプルを作り、日本で生産されている難しい製品を中国に移し、生産コストの削減だけでなく、サプライチェーン全体のサイクルを短縮させたいと考えていました。 そして、その優れた品質と納期を実感していただいたお客さまは、何度も何度も小さな協力関係を築きながら、少しずつ取引を増やしていきました。
お客様が日本の企業が中心なので、日本人が正確に発音できるビジネスネームを考えることが重要だと考えました。 しかし、どんな名前をつければいいのか? 私にはこの分野の知識も経験もなく、アドバイスを求める相手もいませんでした。そんな時、ふと思ったのは、お客様は私たちが「可能なのか」をいつも疑問に思っているということでした。 お客様、同僚、パートナーに「可能」という信念を伝える必要性を感じたのです。そこで、「可能」を社名にすることにしました。事業所登録の窓口に行くと、「可能という言葉は、ビジネスネームとして使えない」と言われました。 じゃあ、どうすればいいんだ? せっかく名前を考えたのに。 よく考えてみると、日本語の「可能」の発音はKANOUで、KAの最初の2文字が中国語の「華」の発音と同じであることに気がつきました。 それで、最終的に社名は「華能」(東莞凱路精密の前身)に決まりました。発音は同じだけど、中華可能という意味もあるし、最高じゃないですか? ということで、最終的に社名は華能精密(東莞凱路精密の前身)に決まりました。
2005年から現在に至るまで、私たちは非常に小さな会社から、世界トップ500社の20社以上に製品を提供する会社へとゆっくりと成長してきました。 設立から3年間は、多くのお客様から同じ質問をよく受けました、「生産可能?」 しかし、近年では、「常に向上する」というプロフェッショナルな姿勢と、高品質の中国製部品を日本市場に提供し続けることで、「可能なのか? できるんですか?」 そんな質問が少なくなってきました。 多くのお客様が直接注文を渡してくださるとき、「華能」(東莞凱路精密の前身)なら安心だ」と思ってくださるのは、「華能」が「可能」を意味するからです。
このようなプロフェッショナルで責任感のあるお客様に対する姿勢で、華能精密(東莞凱路精密の前身)は次々と危機を乗り越えて成長してきました。 私たち華能精密(東莞凱路精密の前身)は、この精神と心で、業界のお客様にもっと利益を生み出し、すべての従業員の物心両面の幸福と人類の進歩発展に貢献できると思っています。