華能精密が50社以上の日系企業に信用され愛されている理由は何でしょうか?

現在まで機械加工部品の市場は競争がとても激しく、深圳市や東莞市にかかわらず玉石混淆で、ある統計データによると加工工場は大小合わせ少なくとも1千社以上あると言われています。殆どの加工工場は原材料、熱処理、メッキ処理いずれもきちんと管理されていません。しかしこの3点は部品にとってはとても重要です。

このような市場環境において、2010年当時、弊社副総経理今井正則(現日本法人社長)と精機事業部は多くの品質管理基準を制定して来ました。

先ずは原材料の購入ルートです。2013年のある日、HPM38材料を使う部品を外注したところ、加工後の寸法と外観には全く問題ありませんが、硬度を測定するとHRC10°と表されます。外注先に材料調達先から材質証明書の提出を求めましたが、何日経っても提出されることはありませんでした。おそらく、正規のルートで購入したものではなかったのでしょう。HPM38材料は日立金属で制作され、硬度がHRC29~33°です。華南地域では東莞茶山の「日立金属株式会社」又は指定されている代理店から購入しかできません。先の事例が発生した後、今後は加工が自社、外注いずれであっても必ず指定会社から購入すると同時に材質証明書の添付を必要としました。もし、外注で正規の材料を調達出来なければ、弊社が購入して支給します。また、指定会社には各材料の成分等を定期的抜き取り検査することを義務付けました。この管理により、質の悪い材料の混入を防止できます。

次に熱処理の管理です。一部分の加工工場はなぜ硬度のバラツキ、硬度が低い、割れ等の不具合が数多く発生するのでしょうか?業界内のリサーチや問い合わせ等を行い、日本の熱処理工場への視察を行ったりして知識を深めました。そこから得た結論は、使用材料の間違い、コスト削減のため異なる材料を同じ炉に入れたことによる熱処理時間の不足、真空焼き入れが必要な物を油焼き入れする等多岐にわたりました。

3年間の実験、調査を通して最も良いと思われる3社を採用しました。コストは他社より少し掛かりますが、品質の保証が第一です。最後にメッキ処理の管理です。メッキ品質の良いか悪いかが外観に影響を与えるだけでなく、性能にも影響出ることが既に解かっています。メッキの厚さが均一であることや、色にバラツキがないこと、粘着力が強いことは世界のどのお客様に求められていることです。ある工場はお客様にコストを節約すると偽って、小さなワークショップに作業させます。これらのメッキ屋にはコスト優先のため幾つかのメッキ槽と大きいバケツしか置いてなく、工程間の洗浄が無視されています。基本のメッキ工程の管理もなければ、RoHS対応についてなど気に掛けてもいないでしょう。

原材料、熱処理、メッキ処理を厳しく管理するようになってからの弊社は、材料不良、硬度不良、メッキ剥離等の不具合のクレームが6年連続発生していません。そのおかげで現在まで50社以上の日系企業の信用を得て、順調に取引を続けています。

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