旋盤用センター押さえ治具の寿命延長改善提案

投稿者:羅彩英

提案背景:4月にお客様から旋盤用センター抑え治具の製作依頼を受けました。原因を聞いたら、毎日大量の量産品を加工しているため、両サイドのセンター用押さえは摩耗してしまい、作り直ししなければいけないだそうです。

問題点:現状図面では、材質はSCM415浸炭焼入れで、治具の柔軟性がよいかだと思いますが、使用中は高速外転加工品とは接触なので、浸炭層は0.5mm前後で、表硬度層は摩耗してしまい、柔らかい芯内部と接触となり、寿命は短くなったのか推測です。寿命の以外に、治具のエージ先端傾斜面は基準との振れは0.005以内の要求があり、摩耗により、この精度にも影響してしまいます。大量量産の途中不具合が出てしまうことの恐れがあります。

提案内容:上記の恐れがある為に、先端エージ部分は超硬及びアンダー部に変更し、本体と銀ロー付け構造へ変更の要望しました。ユーザー様と打ち合わせを通して、この構造のを認めてくれました。

                                    

提案効果:製作品は、4月の末にユーザー様へ納品しました、試作していますが、現状は問題ありません、耐久性も重要な確認項目であり、一定な時間かかりそうです。これからの進展も注目していきます。

 

 

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