SKD11に黒染め どうしますか

弊社華能精密は、多品種の精密部品機械加工対応のみでなく、少数の部品もお客様指定の表面処理まで対応しております。
しかしお客様により、表面処理まで完了させるのもあり、自社であるいは他の組み付け部品との兼ね合い統一メッキもあります。その場合は、精度寸法はメッキの膜厚もみって加工余裕を持ちます。黒染め

先日は、お客様から黒染めは乗れ難く、材質不良のではないかのクレームも来ました、驚いた図面を詳細確認したところ、材質はSKD11でした。以前も何回実績もSKD11の黒染め経験は全て茶系(錆系、赤系)で、着色しにくいものでしたが、プローの国内のメッキ屋さんはSKD11材は黒染め後真っ黒にならないとの見解があります。

また、SKD11の黒染めについては日本大手の三和メッキ工業の回答を見ても問題なくできますという回答がある一方、焼き入れ品、Mn,Ni含有品などは色が錆色になるとの回答と2回答があります。また、他社ではグレーになると回答している会社もありますが、どちらにしても黒くはなりにくいような回答です。

ということで、SKD11に黒染めに場合は、お客様に使用機能によりSKS3か、DC53へ変更する要望を提出しております。今回はお客様にて表面処理で、材質変更及び要望提出のをしていなかったことが分かりました。

ここで、ご承知いただきたいのは SKS-3の中国材の場合は硬度がHRC52~55程度で、日本の設計者がSKSで指定する硬度に対して低くなりますが、黒染めは黒く仕上がります。SKD11 は錆色、またはグレーに上がります。この点からもお客様が硬度を重要視される場合はSKD11で、表面処理を黒染めでなく、硬質クロームなどを推薦されてみてはと思います。硬質クロームはSKD11でも非常に多くの実績がありますので、精度部品にもトラブルにはならないと思います。外観のみ重視のであれば、黒にするには黒クロームも方法の一つですが、黒クロームはできる会社が限られますので、色が異なりますが、硬質クロームで可能であればコスト面でも影響ありませんので、これのを薦めます。

上記の要因及び対応の仕方がありますが、お客様が心配されている材質も証明しないと今後のも懸念となりますので、残材を利用し、成分分析のを依頼した結果、C、Si、Mn、Cr、Mo、V、P、Sは全部とも規格内で、本物の材料だとの証明ができました。
今回のお客様は機械の全体色見なければいけませんので、
相談した対応策としましては、今後はSKD11材で黒染めをする時は、硬質クローム処理込での対応か、お客様からの材料支給かにしました。

 

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